マネジャー向け 事業創造プログラム


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事業を生み出す力を持った現代的マネジャー向け研修

今、マネジメントには大きな変化が起こっています。

90年代までは、組織を管理し、安定をつくることがマネジメントの仕事でしたが、現代ではむしろ、組織に変化を生み出し、新しい方向性を描いていく力が求められるようになっています。

 

「マネジャー向け 事業創造プログラム」では、こうした新しいマネジャー像に合わせるかたちで、ひとまとまりの事業創造の理論をワークを通じて経験的に学習し、その意義と方法を腹落ちしていただくことを狙いとしています。

 

事業創造(イノベーション)は、2000年代に突入して急速に科学化が進み、かつては一握りの天才だけが成し得たイノベーションは、今日では後天的な学習の中から体得できるものとなっています。

 

本プログラムでは、そうした学術的な前進に基づいて、かつての偉人たちが辿ってきた道をなぞりながらその手法を学び、新規事業開発に活かしていただくことを目的としています。

研修概要

●コース名:マネジャー向け 事業創造プログラム

●開催時間:パターン1:3時間×3日間研修/パターン2:1日(7時間)研修

●対象者:プロジェクトマネジャー、新任管理者(及び候補者)、既任管理者

●実施形態:集合研修/オンライン開催(Google Meet/Zoom)

研修の特徴

「マネジャー向け 事業創造プログラム」では、マネジャーに求められる事業創造についての知見を単なる知識としてだけでなく、体感的に理解することを目的としており、以下の特徴を備えています。

  • 講義だけでなく、実践的な演習により、実効性を感じながらマネジメントの基礎を習得することができ、記憶に残りやすい。
  • 身近なケースを使用して演習を進める為、事業創造をより身近に感じることができる。

プログラム例:パターン1(3時間×3日間)

Day1

(3時間)

イノベーションの基礎:社会課題の発見

1.イノベーションとは何か、なぜ今イノベーションが求められているのか(講義、90分)

どうして今、イノベーションが求められているのかを、インタラクティブな講義の中で学びます。

●ワーク:「イノベーションの定義を考える」レッドブルはイノベーションか?

 

2. 社会課題を定義する(講義とワーク、90分)

イノベーションの起点は社会課題を定義することです。課題を発見するのでもなく、分析するのでもなく、共感をもって課題を「定義」するのです。定義するとは何なのか、その意義と方法を経験的に理解します。

 

●ワーク:「社会課題を発見する」

Day2

(3時間) 

かたちのデザイン

3. 製品・サービスのデザイン(講義とワーク、90分)

製品・サービスをデザインする技能はイノベーターには必須のものです。私達は言葉を覚えるよりも早く造形を学びますが、かつて高等教育ではこのデザイン力は軽視されてきました。近年「デザイン思考」などの名で再注目されるなかで、重要なビジネス技能としてMBAなどでは当たり前に教えられるようになっています。本講義では受講の皆さんにスケッチブックとペンを握ってもらい、実際に製品のデザインに取り組みます。

●ワーク:「赤ちゃんのための歯ブラシ」

 

4. 創造的なアイデアの獲得方法(講義とワーク、90分)

クリエイティビティにも今日では科学のメスが入り、それがいかなる事象であるのかが解明されています。本講義ではその研究成果に基づいて、受講者にクリエイティブな思考方法を体験してもらいながら、組織と個人のクリエイティビティを高める方法を学びます。

●ワーク:「掛け算思考」「二軸図」

Day3

(3時間) 

事業を構想する

5. ビジネスモデルキャンバス(講義とワーク、90分)

新しい製品・サービスのかたちをデザインしただけでは、イノベーションは果たせません。サステナブルな事業を構築することが、最後の必要パーツとして残ります。そのための手法としてはビジネスモデルキャンバスが決定版として知られています。皆さんには実際にビジネスモデルキャンバスを作成してもらうことを通じて、事業プランニングに臨みます。

●ワーク:「ビジネスモデルキャンバス」タピオカミルクティーをサステナブルにする

 

6. 三方よしを実現する(講義とワーク、90分)

ステークホルダー全員のWINを実現することは、機能する事業モデルを構築するうえでの重要な鍵となります。そのための手法として―ビジネスモデルキャンバスを補う有効手段として、CVCAという手法が活用されています。これまで同様に、ワークを通じてCVCAの活用方法を身につけてもらい、ステークホルダーの利害調和の方法を学びます。

●ワーク:「CVCA」ウーバーイーツの課題を解決する

プログラム例:パターン2(1日:7時間)

9:00~10:30 イノベーションとは何か、なぜ今イノベーションが求められているのか(講義、90分)
10:30~12:00 社会課題を定義する(講義とワーク、90分)
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~14:30 ビジネスモデルキャンバス(講義とワーク、90分)
14:30~16:00 三方よしを実現する(講義とワーク、90分)
16:00~17:00 創造的なアイデアの獲得方法(講義とワーク、60分)

講師

中川 功一 Ph.D.

Koichi Nakagawa, Ph.D.

 

経営学者・YouTuber

一般社団法人やさしいビジネスラボ 代表理事

 

 

 

 

 

経済学博士(2009年、東京大学)。

大阪大学大学院経済学研究科准教授を経て独立。

「アカデミーの力を社会に」をモットーに、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決をライフワークとする。日々、研修講師・講演・コンサル・リサーチ・コメンテーター・著作等の活動を展開中。アカデミアに所属する研究者としても精力的な活動を継続し、国内外の主要雑誌に論文発表中。

 

●主な著書

『感染症時代の経営学』(2020年)

『ど素人でもわかる経営学の本』(2019年)

『戦略硬直化のスパイラル』(2019年)

お問合せ

「マネジャー向け 事業創造プログラム」に関するご質問やお問合せは、下記のお問合せフォームよりお気軽にご連絡ください。内容を確認のうえ、2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。

 

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