本ページでは、米国PMI®本部およびプロジェクトマネジメント関連団体や組織などの各種情報をもとに、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMP®・CAPM®についての基本情報を、日本語で分かりやすくご案内いたしております。
これからPMP®・CAPM®資格取得をお考えの方はぜひ、本ページにて最新情報をご確認ください。
※情報更新などのタイミングにより、PMI®本部の最新情報とは一部情報が異なる場合がございますので、予めご了承ください。なお、ご質問などにつきましては、本ページ最下部のお問合せフォームよりご連絡をお願い申し上げます。
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PMP®とはProject Management Professional の略で、米国PMI(Project Management Institute)により認定されているプロジェクトマネジメントの国際資格です。プロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードとして広く認知されており、PMP®試験では、米国PMI®が策定した知識体系である PMBOK (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて、プロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を図り、プロフェッショナルとしての確認・認定を行います。
プロジェクトマネジメントとは、独自の目標を限られた期日までに達成するためのマネジメントスキルです。PMP®は法的な国家資格ではありませんが、業種や業界にとらわれず、ビジネスで目標を達成するための知識とスキルを体系的に習得し、グローバル資格として証明できるため、日本でも転職やキャリアアップ、実務でのマネジメントスキルの向上などにも有効であると高く評価されています。
●PMP®ハンドブック(英語版)はこちら
●PMP®ハンドブック(日本語版)はこちら
PMP®の受験にあたっては、下記1および2の条件を満たしている必要があります。
1.プロジェクトマネジメント経験に関する条件
2.35時間のPM公式研修の受講実績についての確認
35時間の公式研修は下記のトレーニング機関のものをご利用いただけます。
※いずれも、受講証明や修了証明書が発行されていること
なお、以下の教育は公式なプロジェクトマネジメント研修に該当しません。
<補足>
PDUとは:「PDU」は、すでにPMP®・CAPM®資格を取得されている方が資格維持のために必要な継続学習の単位のことを指しています。PDUはPMP®・CAPM®に合格した有資格者に対して付与されるため、これからPMP®試験を受験する方には「PDU」は付与されず、PDU相当の「学習時間」が付与される形になります。
●PMP®受験条件の詳細についてはこちらでご確認いただけます。
PMP®受験にあたっては、事前(受験料を支払う前まで)にPMI®本部会員に入会することで、PMP®受験料、再受験料および更新料が割引になります。もちろん、PMI®本部会員に登録しなくてもPMP®受験は可能ですので、皆様のご都合に合わせてご検討ください。
●PMI®会員に入会するメリットについてはこちら
なお、下表のPMI®初年度年会費の内訳は、【入会金 10ドル + 初年度年会費 129ドル =139ドル】となります。
<補足>
PMI®会員の更新については、デフォルトでは会員資格の自動更新が設定されていますが、あとで自動更新設定をオフにすることができます。
PMP®受験にかかわる費用 | ||
---|---|---|
PMI会員 | PMI非会員(一般) | |
PMI®初年度年会費 | 139ドル(2年目以降の更新:129ドル) | |
受験料 | 405ドル |
655ドル(※2024/8/6~ 575ドルから値上げとなっています) |
再受験料 | 275ドル | 375ドル |
更新料 | 60ドル | 150ドル |
【PMP受験料の割引制度について】
PMI初年度年会費を支払うことで、受験料は655ドルから405ドルに割引されますが、JPSビジネスカレッジでご提供している「PMPバンドル割引」をご利用いただくことで、初回受験料が405ドルからさらに割引になります。
バンドル割引では、PMI初年度年会費(本会員登録料)+PMP受験料のセットを割引でお申込みいただけますので、受験料までの支払いプロセスを一回で済ませられることと、受験料が割引になることで、お得にPMP受験が可能です。
バンドル割引のお申し込みには条件がありますので、詳細はこちらをご確認ください。
最新のPMP®試験は、『PMP®Examination Content Outline –January 2021』に沿って出題されます。(*)また、試験の出題構成は下表のとおりです。
ドメイン | 試験の項目の割合(%) |
Ⅰ.人 | 42 |
Ⅱ.プロセス | 50 |
Ⅲ.ビジネス環境 | 8 |
合計 | 100 |
<出題のポイント>
予測型は、従来のウォーターフォール型のことを指し、ハイブリッド型はアジャイル型と予測型を組み合わせたアプローチになります。したがって、2021年新試験への対策としては、試験の50%の出題を占める「アジャイル型」について、追加で学習いただくことを推奨いたしております。
●PMP®試験の最新の出題内容についてはこちらで詳細をご確認いただけます。
●PMP® ECO (Examination Content Outline):英語版はこちら
●PMP® ECO (Examination Content Outline):日本語版はこちら
*PMP試験出題範囲についての補足:
PMP®試験はECOに沿って出題されますが、ECOはPMBOK®試験ガイド第7版だけではなく、RDS(Role Delineation Study)と呼ばれる役割概説研究やその他多数の参考文献をもとにして作成されています。そのため、PMP®試験ではPMBOKガイドの内容がそのまま出題されるわけではなく、これまでにような「PMBOK®ガイド第●版」というような考え方ではなくなっています。また、上記のとおり、2021年1月~のPMP®試験では、アジャイル型だけではなく「プロセス」や「ウオーターフォール型」、つまりこれまでのPMBOK®ガイド第6版で定義されている要素も出題され、さらに、2021年10月以降はECOの参考文献のひとつがPMBOK®ガイド第6版から7版に変わりましたので、第7版の要素もPMP®試験に含まれていると推察されます。
PMP®試験の出題概要 | |
---|---|
出題形式 | 多肢選択問題、複数回答問題、マッチング問題(*1)、ホットスポット問題(*2)、および限定的な穴埋め問題の組み合わせ |
出題数 | 英語による180問 ※日本語補助あり |
試験時間 | 230分 ※10分間休憩(任意)を60問終了ごとに合計2回取得できます。 |
ポイント |
5/180問は統計調査用に使われる問題となり得点(合否)に反映されないため、実質175問が合否の得点となります。 |
合否判定 | 受験終了後、受験者には回答がPMIに送信されたことが通知され、試験会場で暫定スコアレポート(仮の合否判定レポート)が渡されます。その後、48時間以内にPMIから試験結果のメールが届きます。合格の場合は、オンライン上でPMP合格証の表示・閲覧、およびPMPロゴのダウンロードが可能になります。 |
有効期限 |
合格から3年間 ※3年ごとに60PDUを取得・申請することでPMP®資格を更新することができます。 |
PMP®試験は、受験申請で受験に必要なID等の受験資格が付与された後、テストセンターで受験する場合は、ピアソンVUE社のウェブページから受験会場と日時を予約します。テストセンターの座席の空きがあれば、希望日時で試験の予約ができます。
<ご注意>
PMP®のオンライン受験は、テストセンター受験とは予約方法が異なり、受験料支払い時に受験タイプとしてオンライン受験を選択すると専用ページに遷移し、手続きを進める形になります。
また、オンラインでの受験はATA社が運営・実施しており、試験は毎月 週末2回のみの実施となります。
●PMP®オンライン受験の詳細はこちら
●PMP®オンライン受験の開催日程はこちら
※ページ内右側の「試験カレンダー」から日本語をクリックすると、開催日程をご確認いただけます。
PMP®の難易度については、PMI®にて合格者数や合格率などのデータを公表していないため、正確な情報はわかりませんが、一般的には60~70%前後と言われています。
PMP®資格そのものは、35時間のプロジェクトマネジメント公式学習とテキストなどによる自主学習を着実に重ねることで十分に合格可能なレベルまで到達することができますが、PMP®の受験要件を満たすために、一定のプロジェクトマネジメント実務経験が必須であることが、PMP®の難易度を高めています。
また、受験費用が決して安くはないことや、受験申請はすべて英語でかつ、プロジェクト実務経験についてのレジュメ作成が必要になることから、特に日本人のPMP®受験の難易度がさらに高くなっている一因であると言えます。
JPSビジネスカレッジでは、このようなPMP®受験の壁を乗り越えるために、PMP®・CAPM®資格取得支援サービスをご提供いたしております。PMP®・CAPM®取得に向けた「学習」「受験申請」「監査対応」までをトータルでご支援可能ですので、ぜひ、ご活用ください。
●PMP®・CAPM®資格取得支援サービスについてはこちら
2023年9月25日より、PMP®試験のデータフォレンジック(CBT試験においてデジタルデバイスに記録された情報の回収と分析調査などを行うこと)とセキュリティポリシーが強化されました。これに伴い、PMP試験後の合否発表方法が変更されています。
2023年10月18日よりさらに、合否発表方法に変更が加えられています。
●10月18日以前:
●10月18日以降:
<変更点>
<変更されない点>
(参考:2023年9月25日~の変更点)
CAPM®とは、Certified Associate in Project Management の略で、プロジェクトマネジメント業務においてハイレベルのパフォーマンスを達成することができるプロジェクトマネジメントのプロセス、専門用語、プロジェクトマネジメントの専門知識を習得していることを証明する、米国PMIが認定する国際資格です。
プロジェクト・チームメンバーや新人のプロジェクト・マネジャー、大学生、大学院生を対象に、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験や教育、知識を定量的に測り、プロフェッショナルであることを、米国PMIが認定しています。
高校卒業またはそれに準じる資格と、23時間の公式なプロジェクトマネジメント研修を受講していれば誰でも受験できるため、プロジェクトマネジメント資格の入門編として受験しやすいことが特徴です。
●CAPM®資格制度についてはこちらをご参考ください。
●CAPM®ハンドブック(英語版)はこちらでご確認いただけます。
CAPM®の受験資格は下記の1および2を満たしている必要があります。
<補足>
PDUとは:「PDU」は、すでにPMP®・CAPM®資格を取得されている方が資格維持のために必要な継続学習の単位のことを指しています。PDUはPMP®・CAPM®に合格した有資格者に対して付与されるため、これからPMP®試験を受験する方には「PDU」は付与されず、PDU相当の「学習時間」が付与される形になります。
CAPM®受験にあたっては、事前(受験料を支払う前まで)にPMI®本部会員に入会することで、PMP®受験料、再受験料および更新料が割引になります。もちろん、PMI®本部会員に登録しなくてもPMP®受験は可能ですので、皆様のご都合に合わせてご検討ください。
●PMI®会員に入会するメリットについてはこちら
なお、下表のPMI®初年度年会費の内訳は、【入会金 10ドル + 初年度年会費 129ドル =139ドル】となります。
<補足>
PMI®会員の更新については、デフォルトでは会員資格の自動更新が設定されていますが、あとで自動更新設定をオフにすることができます。
CAPM®受験にかかわる費用 | ||
---|---|---|
PMI会員 | PMI非会員(一般) | |
PMI®初年度年会費 | 139ドル(2年目以降の更新:129ドル) | |
受験料 | 225ドル | 300ドル |
再受験料 | 150ドル | 200ドル |
更新料 | 60ドル | 150ドル |
CAPM®試験の出題内容は、PMBOK®ガイド第7版、プロジェクトマネジメント標準および出題ドメインに関連する範囲からの出題になります。以下の表のパーセンテージをもとに、試験に出題される各章の問題数が決定されます。
詳細は(CAPM ECO 『Examination Content Outline』)をご覧ください。
<補足>
CAPM®試験は、2022年5月にCAPM®のECOが改定され、2023年7月よりCAPM®試験が改定されました。新試験では、プロジェクトマネジメントの基本に加えて、予測型、適応型、ビジネスアナリシスの原則(フレームワーク)を理解するために必要な知識・スキルが問われます。
●最新のCAPM®ECO (Exam Content Outline):英語版はこちら
出題のドメイン | 試験の項目の割合(%) |
1.Project Management Fundamentals and Core Concepts プロジェクトマネジメントの基礎とコアコンセプト |
36% |
2.Predictive, Plan-Based Methodologies 予測型、計画に基づく方法論 |
17% |
3.Adaptive Frameworks/Methodologies 適応型のフレームワーク/方法論 |
20% |
4.Business Analysis Frameworks ビジネスアナリシスのフレームワーク |
27% |
合計 | 100% |
CAPM®試験の出題概要 | |
---|---|
出題形式 | 4択(PCによる操作・回答) |
出題数 | 英語による150問 ※日本語補助あり |
試験時間 |
180分 ※途中休憩なし。トイレの時間も試験時間にカウントされます。 |
ポイント |
15/150問は統計調査用に使われる問題となり得点(合否)に反映されないため、実質135問が合否の得点となります。 |
合否判定 | 受験終了後、会場で「合否」が判明し、受験後2か月以内にPMIより正式なPMP®合格証書が郵送で届きます。 |
有効期限 | 合格から3年間 ※3年ごとに15PDUを取得・申請することでPMP®資格を更新することができます。 |
CAPM®試験は、受験申請で受験に必要なID等の受験資格が付与された後、ピアソンVUE社のウェブページから、受験会場と日時を予約します。テストセンターの座席の空きがあれば、希望日時で試験の予約ができます。また、オンラインでの受験も可能となっています。
●CAPM®オンライン受験の詳細はこちら
PMI®会員に入会するメリットとしては、下記のことが挙げられます。
本ページでPMP®・CAPM®についてのご質問やご不明点等がありましたら、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。内容を確認のうえ、2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。
※内容によっては、PMI本部をはじめとする関係機関等をご案内させていただく場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
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