PMBOK®ガイド 第7版への変更について

PMBOK®ガイド 第7版変更に関する最新情報

PMBOK®ガイド第7版変更最新情報についてのイメージ画像

速報|PMBOK®ガイド第7版(日本語)PMI®日本支部会員特典

PDFダウンロード版が2021年10月4日(月)にリリースされました。

速報|PMBOK®ガイド第7版(日本語書籍)は2021年11月1日リリース予定

PMBOK®ガイド第7版のイメージ画像

米国PMI(プロジェクトマネジメント協会)本部より、PMBOK®ガイド第7版への変更に関する発表が出ています。JPSビジネスカレッジでは、PMBOK®ガイド第7版に関する最新情報を、日本語で分かりやすくご案内いたしております。 

本ページでは、米国PMIによるPMBOK®ガイド第7版に関する最新情報および、海外や国内におけるプロジェクトマネジメント関連組織や団体により発表されている情報に基づいて、PMBOK®ガイド第7版変更に関する最新情報をお伝えいたします。

 

<ご注意>

随時、最新情報をお伝えすることを心がけておりますが、米国PMI本部より最終的に確定・発表される「PMBOK®ガイド第7版」と内容や表現などが異なる場合がございますため、あらかじめご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

下記の青色の項目をクリックすると、それぞれのご説明のトップにジャンプします。

PMBOK®ガイドとは?


PMBOK®ガイドとは、Project Management Body of Knowledgeの略で、「プロジェクトマネジメントの知識体系ガイド」の略称です。米国PMI本部が発行するPMBOK®ガイドは、プロジェクトマネジメントの世界標準として浸透しており、下記の2つの役割を持っています。

  1. PMBOK®ガイドとは、国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系(ガイド、手法、方法論、ベストプラクティス)がまとめられており、建設や製造、ソフトウェア開発などに限らず、幅広いプロジェクトに適用できるプロジェクトマネジメントの基盤を提供するガイドです。すべてのプロのプロジェクトマネージャーが知っておくべき知識の中核となるものがまとめられています。
  2. PMBOK®ガイドとは、プロジェクトマネジメントの専門用語とプロジェクトマネジメントのための標準提供するガイドラインでもあります。ISO 9001規格とANSI 17024規格(アメリカ合衆国における工業規格の標準化を行う機関でJIS規格に近い位置づけとされています)の標準化団体の認証を受けています。

PMBOK®ガイドは何故変更されるのか?


これまでのPMBOK®ガイドは、ウォーターフォール型プロジェクトマネジメントの手法が中心でした。しかし、技術のスピードが速くなったことで、競争はかつてないほど厳しくなっています。製品のライフサイクルも短くなり、新たな価値をこれまでよりも早いサイクルで生み出していくことが、企業の持続的成長につながることは明らかです。

 

そして、従来のプロジェクト管理手法では、急速に変化する要件をプロジェクトに組み込むことが難しいため、2000年代にアジャイル型プロジェクト管理の手法が登場しました。これらのアジャイル型のフレームワークは、特にITやソフトウェア業界の多くの組織で採用されるようになりました。

 

PMP®は、世界で100万人近い有資格者がいる、世界で最も評価の高いプロジェクトマネジメントの認定資格であり、PMBOK®ガイドは、そのPMP®認定試験のベースになります。

したがって、プロジェクトマネジメントのトレンドや急速に変化する市場環境、技術の向上などのさまざまな要素、柔軟性を反映するためにも、PMBOK®ガイドも定期的に改版を重ねています。

PMBOK®ガイド 第7版が発行されるタイミングはいつ?


米国PMI本部のホームページにて2021年7月2日現在、PMBOK®ガイド 第7版の英語版(※1)がリリースされ、英語版の書籍も2021年8月1日にリリースされました。PMI®本部会員であれば、英語版PDFの無料ダウンロードが可能となっています。

 

PMBOK®ガイド第7版 日本語版のリリース時期はPMI®日本支部の情報によると、日本語の書籍版は【2021年11月1日】の予定になります。

なお、PMBOK®ガイド第7版では、PMI日本支部が翻訳コンテンツのライセンスを取得しており、日本語翻訳や製本の品質向上のために、PMI日本支部主導で、日本国内で製本および販売を行う形になります(※2)

  • PMI日本支部会員特典 PDF ダウンロード版 :2021年10月4日(月)リリース
    詳細はこちらでご確認いただけます。
  • PMBOK®ガイド第7版 日本語書籍:2021年11月1日(予定)

※1 米国PMI®本部会員向け ダウンロード特典のPDF版。

※2 日本語版書籍版の予約販売開始時期については未定です。

 

<ご注意>

日本語版のPMBOK®ガイド第7版 PDF版ダウンロードはPMI日本支部会員の特典となりますが、PMI®日本支部会員への入会には、事前に米国PMI®本部会員へ入会する必要があります。PMI®およびPMI®日本支部への入会はPMI本部Webサイトでの入会手続きが必要となります。

PMP®、いつ受験する?


これまでのPMBOK®ガイド改定の流れから推察すると、PMBOK®ガイド第7版のリリース後、PMP®試験の第7版への変更は2022年1月~遅くとも3月頃になるのではないかと考えられますが、いずれにしても、PMP®試験は当面の間、PMBOK®ガイド第6版で2021年1月2日より改定された新試験が出題されます。そのため、これからPMP®を取得予定の皆様は、2021年内に第6版で受験にチャレンジされることをお勧めいたします。

 

<補足>

PMP®試験の第7版への変更との関連性について:

PMP®試験は、PMBOK®ガイドではなく、ECO(Exam Content Outline)に基づいて出題されています。ECOは、PMP®試験を作成するために行われた調査をまとめたもので、プロジェクトマネージャーがその役割を果たす上で習得すべき最も重要なタスクが記載されています。2021年1月に発行された現行のECOは当面の間、適切な内容を維持するように設計されており、PMBOK®ガイド第7版に対応する新しいECOとそれに対応する試験が開始される際は、PMIより事前に告知されます。  PMBOK®ガイドは、試験準備のための数多くの潜在的なインプットの1つであり、参考文献として記載されていますが、試験準備のためのツールではありません。PMP®試験は、試験内容のアウトライン(ECO)に基づいて作成され、問題作成には多くの情報源が使用されています。

●ECOの詳細はこちらでご確認いただけます。 

 

●PMP®再受験への備え

万が一1回目で不合格になった場合でも、2回目もPMBOK®ガイド6版で再受験できるよう、2020年冬頃までの受験を目標に計画的に準備を進めていただくことをお勧めいたします。

<補足>

PMP®試験改定後の試験対策について:

PMP®試験改定後の対策としましては、PMBOK®ガイド第6版の内容に加え、試験出題の約50%以上を占める「アジャイル」について追加で学習いただくことをお勧めいたします。

JPSビジネスカレッジでは、最短でアジャイルを理解するのに最適なeラーニングコース新試験に対応したオンライン問題集+模擬試験コースPMP®新試験対策向けの35時間公式講座およびPMP®新試験対応の公式35時間オンデマンド試験対策コース、などをご提供しております。

 

<PMP®受験対策関連コース> 

  1. 最速でアジャイルを理解できるeラーニング「アジャイル実務ガイド要説(10時間)」コースの詳細はこちら
  2. 2021年~新試験対応 オンライン問題集+模擬試験の詳細はこちら
    ※2021年~新試験対応 オンライン問題集+模擬試験コースは修了証明書は発行されませんので、本番対策としてご活用ください
  3. PMP®受験のための35時間公式学習時間については、「PMP®受験対策講座(35時間)」(オンラインライブ配信講座)をご活用いただけます。詳細はこちら
  4. 「PMP®オンデマンド試験対策コース(35時間)」では、eラーニング/セルフペースでPMP®受験に必要な35時間の公式学習時間を取得いただけます。詳細はこちら

PMBOK®ガイド 第7版への変更のポイント


PMBOK®ガイド 第7版では、従来のプロジェクトマネジメントに関連した予測的アプローチに加え、価値提供に対するあらゆるアプローチをより包括的に取り入れるため、”原理・原則”(プロジェクト・マネジメント・プリンシプル)に基づいた構成に変わります。

 

新しい技術や競合他社による混乱、私たち人間にはどうしようもない自然災害、あるいはCOVID-19のような健康の危機など、どんなことも起こりうる時代です。

 

PMBOK®ガイド 第7版は、このような様々な変化に対応し、先を見越した、革新的かつ機敏な対応ができるような柔軟性を与えることを目的とし、プロジェクトに携わる人々が、予測的アプローチ、アジャイルアプローチ、適応的アプローチ、ハイブリッドアプローチなど、各プロジェクトに適したアプローチをより柔軟に選択できるようになります。

 

PMBOK®ガイド 第6版」から「PMBOK®ガイド 第7版」への変更にあたっては、大幅な変更となる見込みです。以下に変更のポイントを記載していますので、ご確認ください。 

  • ポイント1:
    PMBOK®ガイド 第7版では、これまでのような”プロセス重視”ではなく、”原理・原則(プロジェクト・マネジメント・プリンシプル)”に基づいて再構成されます。

  • ポイント2:
    PMBOK®ガイド 第7版の内容は、ITTO(インプット・ツールと技法・アウトプット)の記述がなくなり、第6版に比べて大幅にコンパクトになります(※1)。

  • ポイント3:
    PMBOK®ガイド 第7版では、”成果物”ではなく、”価値(価値提供)”に焦点が当てられます。

  • ポイント4:
    PMBOK®ガイド 第7版では、”10の知識エリア”が、”8つのパフォーマンスドメイン”に変わります。

  • ポイント5:
    PMBOK®ガイド 第7版では、”5つのプロセス群”が、”プロジェクトの提供における12の原則”に変わります。

※1 PMBOK®ガイド 第6版におけるITTO(インプット・ツールと技法・アウトプット)は、プロジェクトマネジメントの方法論(How To)に関しての記述になりますが、完全になくなるということではなく、PMI standards+™にて引き続き提供されています。PMBOKガイド® 第7版では、「model:モデル」「method:メソッド」「technic:テクニック」という新しいセクションでリストアップされており、第6版からツールの幅が広がっています。また、「モデル、手法、成果物」と呼ばれるツールの幅が広がり、プロジェクトのタイプ、開発アプローチ、産業分野ごとにこれらを適用する方法が記載されています。

 

<注意点>

PMBOK®ガイド 第7版の変更は、これまでのプロセスベースのアプローチがもはや関連性がなく、有用でないことを意味するものではありません。多くの組織やプロジェクト関係者は、従来のプロジェクト管理手法で成果物を提供しており、従来のアプローチは引き続き、PMBOK®ガイド 第7版においても関連性を持つことになります。プロジェクトでは成果物を提供・納品し、これらの成果物は組織とその利害関係者に価値をもたらすことから、PMBOK®ガイド 第7版では、より価値(プロジェクトによってもたらされる価値)に重きを置いた内容になる、ということです。

PMBOK®ガイド第6版 PMBOK®ガイド第7版(2021年7月現在)

●プロジェクト・マネジメント知識体系

(10の知識エリア)

  • はじめに
  • プロジェクトの運営環境
  • プロジェクトマネジャーの役割
  • 10の知識エリア
    ・プロジェクト統合マネジメント
    ・プロジェクト・スコープ・マネジメント
    ・プロジェクト・スケジュール・マネジメント
    ・プロジェクト・コスト・マネジメント
    ・プロジェクト品質マネジメント
    ・プロジェクト資源マネジメント
    ・プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
    ・プロジェクト・リスク・マネジメント
    ・プロジェクト調達マネジメント
    ・プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント

●プロジェクト・マネジメント標準

(12の原則)

 

  • はじめに
  • 価値提供システム

  • プロジェクトマネジメントの原則
    ・スチュワードシップ(受託責任者の精神)
    ・チーム
    ・ステークホルダー
    ・バリュー(価値)
    ・システム思考
    ・リーダーシップ
    ・テーラリング
    ・品質
    ・複雑性
    ・リスク
    ・順応性と柔軟性
    ・チェンジ・マネジメント(変更)

●プロジェクト・マネジメント標準

(5つのプロセス群)

 

  • 立ち上げ
  • 計画
  • 実行
  • 監視・コントロール
  • 終結

 

●プロジェクト・マネジメント知識体系

(8つのパフォーマンスドメイン)

 

  • はじめに
  • 8つのプロジェクト・パフォーマンスドメイン
    ・ステークホルダー
    ・チーム
    ・開発アプローチとライフサイクル
    ・計画
    ・プロジェクト作業
    ・デリバリー(納品)
    ・測定
    ・不確実性
  • テーラリング
  • モデル、手法、成果物

●アペンディクス:用語集・索引

●アペンディクス:用語集・索引

プロジェクトの価値提供における”12の原則”(プロジェクト・マネジメント・プリンシプル)について


PMBOK®ガイド 第7版のプロジェクト・マネジメント標準となる「12の原則」は、プロジェクトの開発アプローチにかかわらず、プロジェクトマネジメントの実践において一般的に受け入れられている行動と、それを最もよく表している一連の声明(基本的な真理、規範、または価値)を中心に構築されています。そして、これら「12の原則」は、プロジェクトチームが、原則の意図に沿ってプロジェクトを運営していくための幅広い指針となります。

 

※最終的に米国PMI本部にて確定される表現や内容と異なる場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。

8つの”パフォーマンス・ドメイン”について


PMBOK®ガイド 第7版は、原理・原則をベースにしており、これまでのような知識領域やITTO(インプット・ツールと技法・アウトプット)ではなく、プロジェクトの成果を効果的に提供するために重要な関連活動のグループとなる、「8つのプロジェクト・パフォーマンス・ドメイン」(実行・遂行領域/能力療育)を中心に構成されます。

ドメインには、重要なプロジェクト管理手法が含まれていますが、型通りの「ハウツー(方法論)」とは異なり、各セクションでは、それぞれのドメインがプロジェクトマネジメントにどのように重要であるか、影響するのかが説明される形になります。

 

※最終的に米国PMI本部にて確定される表現や内容と異なる場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。


プロジェクト・マネジメント標準となる「12の原則」とは


  1. スチュワードシップ(Stewardship):
    Be a diligent, respectful, and caring steward.
    プロジェクトを託された責任者としての精神
    勤勉で、敬意を払い、思いやりのある受託責任者であること
    企業価値向上や持続的成長のために適切に財産・資産等の託されたものを管理すること

  2. チーム(Team):
    Build a culture of accountability and respect.
    Create a collaborative project team environment.
    結果に対する責任と尊重の文化を築き、協力的なプロジェクトチームや環境を創ること

  3. ステークホルダー(Stakeholders):
    Engage stakeholders to understand their interest and needs.
    Effectively engage with stakeholders.
    ステークホルダーの関心やニーズを把握するために、ステークホルダーと効果的、効率的にかかわること

  4. バリュー/価値(Value):
    Focus on value.
    価値(成果)を重視すること
    価値をビジネスの利益に結びつけていくことの重要性

  5. システム思考(Systems Thinking):
    Recognize and respond to system's interactions.
    Recognize, evaluate, and respond to system interactions.
    要素間の相互依存性や相互関連性に着目し、全体像とその動きをとらえること
    全体を俯瞰して、システムの相互用を認識し、それに対応すること
    *システム:相互に影響を及ぼしあう要素や要因要、プロセスの集合体、組織体、構造体、体系などのまとまりのことで、いわゆる”ITシステム”とは意味合いが異なる。

  6. リーダーシップ(Leadership):
    Demonstrate leadership behaviors.
    Motivate, influence, coach, and learn.
    周囲のモチベーションを高めるようリーダーシップの行動を示し、影響を与え、指導し、自ら学ぶこと

  7. テーラリング(Tailoring):
    Tailor the approach based on context.
    Tailor based on context.
    状況に応じて価値提供のアプローチを調整すること
    プロジェクトの状況や環境に合わせてアプローチを柔軟に調整し、変えていくこと

  8. 品質(Quality):
    Built quality into processes and results.
    Built quality into processes and deliverables.
    プロセスと結果(成果物)に品質を組み込むこと

  9. 複雑性(Complexity):
    Address complexity using knowledge, experience, and learning.
    Navigate complexity.
    知識と経験と学習したことに基づいて複雑さに対処すること
    その複雑さの中でプロジェクトをしっかりと前に進めること

  10. リスク(Risk):
    Address opportunity and threats.
    Optimize risk response.
    好機(機会)と脅威のリスクに対処し、リスク対応を最適化すること

  11. 順応性と柔軟性(Adaptability and Resilience):
    Be adaptable and resilient.
    Embrace adaptability and resiliency.
    適応力と回復力を身につけること

  12. チェンジ・マネジメント/変更(Change Management):
    Enable change to achieve the envisioned future state.
    想定された未来を実現するために変更・変革を可能にすること

プロジェクトマネジメント知識体系の「8つのパフォーマンス・ドメイン」について


  • ステークホルダー・パフォーマンス・ドメイン:
    利害関係者に関するアクティビティと機能

    -ステークホルダーとの生産的な仕事関係、ビジネス環境を構築できる
    -ステークホルダーとのプロジェクトの目的や目標の合意形成ができる
    -プロジェクトの受益者であるステークホルダーが、プロジェクトに満足してサポートし、プロジェクトに反対するステークホルダーはプロジェクトにマイナスの影響を与えない環境を構築できる

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    ステークホルダー・パフォーマンス・ドメインのモデルについて説明されることが予測されています。ステークホルダーを特定し(Identify)⇒ 理解し(Understand)⇒ 分析し(Analyze)⇒ 優先順位をつけ(Prioritize)⇒ 働きかけ(Engage)⇒ モニタリングする(Monitor)

    -定義
    -利害関係者への関与・働きかけ
    -他のパフォーマンス・ドメインとの相互作用
    -チェック結果・測定結果

  • チーム・パフォーマンス・ドメイン:
    ビジネスの結果を実現させるための成果物を生み出す責任を持つ人に関する活動や機能

    -共有化されたオーナーシップ
    -ハイパフォーマンスチームの実現
    -全チームメンバーによる適切なリーダーシップとその他の対人関係スキルの実現

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>

    -プロジェクトチームのマネジメントとリーダーシップ
    -チームの育成
    -チーム文化
    -ハイパフォーマンスチーム
    -リーダーシップスキル
    -対人関係スキル
    -リーダーシップスキルのテーラリング

  • 開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス・ドメイン:
    プロジェクトの開発アプローチ、そのリズム、ライフサイクル、フェーズに関する活動や機能

    -プロジェクトの成果物と一致する開発アプローチやフェーズ、リズムを選択できる技術や能力を身に着けることで、適合プロジェクトライフサイクルを実現でき、成果物を生み出すビジネス価値の創造や利害関係者への価値提供がしやすくなる

    -ビジネスと利害関係者の価値提供を結びつけるフェーズで構成されたプロジェクトライフサイクルの実現
    -プロジェクトの成果物を生み出すために必要な提供リズムと開発アプローチを促進させるフェーズで構成されるプロジェクトライフサイクルの実現

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    成果物に合った成果物や要素成果物の提供リズム、開発アプローチの選択、フェーズの構成、ライフサイクルの選択に関して記載されると予測されています。

    -提供リズム(Delivery Cadence:成果物や要素成果物の提供頻度、そのリズム)
    -開発アプローチ(予測型・ハイブリッド型・適応(アジャイル)型)

    -開発アプローチの選択にあたって考慮すべき項目
    -フェーズとライフサイクル
    -提供リズム、開発アプローチ、ライフサイクルの整合性、その定義と関係性

  • 計画・パフォーマンス・ドメイン:
    プロジェクトの結果や成果物の提供に必要な組織や各種調整移管する活動や機能

    -組織化され、調整され、計画化された方法でのプロジェクト進行の実現
    -プロジェクト結果提供のために、個別ではなく、プロジェクト全体を通してアプローチが可能になること
    -成果物を生み出すための最新の情報が精巧に作り出される
    -状況にあった時間の使い方が計画可能になる
    -計画の情報によって、ステークホルダーの期待管理が可能になる
    -変化する条件やニーズに基づいて、プロジェクトを通して計画を適応させることができる

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    計画パフォーマンス・ドメインも、開発アプローチの選択と、それによるライフサイクルの変更に大きく影響されます。

    -計画における開発とデリバリーアプローチの違い
    -計画の選択に関する考え方
    -見積もりに関するより詳細な情報

  • プロジェクト作業・パフォーマンス・ドメイン:
    プロジェクトのプロセスの確立、物理的なリソースの管理、学習環境の強化に関連する活動や機能

    -効果的・効率的なプロジェクトパフォーマンス
    -環境やプロジェクトに最適なプロジェクトのプロセス
    -ステークホルダーとの適切なコミュニケーション
    -物理的なリソースの効率的なマネジメント
    -調達・購買の効果的なマネジメント
    -継続的なプロセスマネジメントと学習によるチームのパフォーマンスや能力の向上

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    より効率的なプロセスに集中しており、プロジェクトを通して学習能力を高めること

    -プロジェクトプロセス
    -競合する制約のバランス
    -プロジェクトチームの照準・焦点の維持
    -プロジェクトコミュニケーションとエンゲージメント
    -物理的リソースのマネジメント
    -調達・購買との連携
    -新しい作業ト変更の監視
    -プロジェクトを通じた学習

  • デリバリー(納品)・パフォーマンス・ドメイン:
    プロジェクトを達成するためのスコープおよび品質の提供に関するアクティビティと機能

    -ビジネスの目標と戦略の進歩への貢献
    -プロジェクトの結果を現実化すること
    -計画された期間内でプロジェクトのベネフィットを実現すること
    -プロジェクトチームの明確な要求事項を理解すること
    -成果物に対するステークホルダーの満足と受け入れ

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    成果物、要求事項の収集とマネジメント、スコープの定義、および品質コストに関しては、PMBOK®ガイド第6版と概念が変わらない点であると予測されます。また、価値提供、徐々に発展していく要求事項、および変更コストについては、PMBOK®ガイド第7版で変更になる点であると予測されます。

    -価値提供
    -成果物(要求事項、スコープの定義、変更)
    -品質(品質コスト、変更コスト)
    -プロジェクトの意図した成果を達成できない場合について

  • 測定・パフォーマンス・ドメイン:
    プロジェクトのパフォーマンスを評価し、許容可能なパフォーマンスを維持するために適切なアクションを実行するアクティビティおよび機能

    -プロジェクト状況の信頼できる理解
    -意思決定を促進させるデータ
    -プロジェクトのパフォーマンスを最適化するための適切でタイムリーな行動
    -信頼できる評価と予測に基づいた、タイムリーな意思決定と情報提供による目的達成およびビジネス価値の創造
    -成果物に対するステークホルダーの満足と受け入れ}

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    プロジェクトのパフォーマンスを監視すること、必要に応じて対応すること、また、予測することに関しては、PMBOK®ガイド第6版と概念は変わらないものと予測されます。

    -効果的な測定を確立する
     ・KPI

     ・効果的な測定
    -測定対象
     ・成果物

     ・デリバリー
     ・ベースライン
     ・資源
     ・ビジネス価値
     ・ステークホルダー
     ・予測
    -プレゼンティングインフォメーション
     ・ダッシュボード

     ・情報ラジエーター ※アジャイルなどで開発チームの作業を見える化するツールのようなもの
    -測定の落とし穴
    -トラブルシューティング
    -成長と進化
  • 不確実性・パフォーマンス・ドメイン:
    リスクや不確実性に関するアクティビティと機能

    -技術や政治、経済などのプロジェクトに関連するあらゆる環境を認識する
    -不確実性に対して先見性をもって探求し、対応する
    -プロジェクトにおける複数の変数の相互依存性を認識する
    -脅威と機会とを予測し、問題の結果を理解する能力
    -リスクや不確実性がほとんど、あるいはまったくないプロジェクトの実施を目指す
    -プロジェクトのパフォーマンスと結果とを八点差得る機会を実現する
    -コストおよびスケジュール予備のプロジェクト目標に準拠した活用

    PMBOK®ガイド第7版での記載内容の予測>
    リスクや脅威と機会、予備、リスクレビューに関しては、PMBOK®ガイド第6版と概念は変わらないものと予測されます。そして、これまで「リスク」と呼ばれていた内容が、PMBOK®ガイド第7版では「不確実性」という概念になります。一方で、複雑性やボラティリティーについてはPMBOK®ガイド第7版で新たに追加される概念となります。

    -不確実性
    -複雑性
     ・組織・体系ベース
     ・リフレーミング
     ・プロセスベース
    -ボラティリティー(価格変動の激しさ)
    -リスク
     ・脅威
     ・機会
     ・マネジメントとコンティンジェンシー予備
     ・リスクレビュー

PMBOK®ガイド 第6版における10の知識エリアについて


PMBOK®ガイド 第7版では、10の知識エリアが8つのパフォーマンスドメインに変わりますが、「10の知識エリア(49のプロセス)」については、プロジェクト・マネジメントの要(かなめ)であることに変わりはなく、プロジェクトマネージャーが継続して学習すべき内容として、何かしらの形で残るのではないかと推察されます。これまで第6版で学習・インプットしてきた内容が全く無駄になることはありませんのでご安心ください。

PMBOK®ガイド 第7版 改訂後のPMP®試験に関して


PMBOK®ガイド 第7版改訂後の試験内容の切替時期は、2021年9月現時点で未定ですが、改定前後では試験予約が殺到したり、PMI側の手続きが立て込んだり、多少の混雑・混乱が予想されます。

 

第7版に関するテキストの流通や学習方法についても、現時点で未確定です。

また、PMBOKガイド第7版では6版から内容や構成が大きく変更されます。

 

これからPMP®を取得予定の皆様は、学習方法が確立されている現行のPMBOK®ガイド 第6版(2021年秋~冬頃まで)で受験にチャレンジされることをお勧めいたします(※) 

 

(※)PMP®試験出題形式の変更について:

PMP®試験の出題形式が2021年1月2日より変更され、新しい形式での出題となっています。

 

●PMP®試験の変更についての詳細はこちら

 

<補足> 

PMP®・CAPM®のオンライン受験(自宅受験)が可能になりました:

2020年9月より、PMP®およびCAPM®のオンライン受験が可能になりました。新型コロナウィルス感染拡大の影響も大きいですので、これからPMP®、CAPM®を受験予定の方は、オンラインによる自宅受験もご検討ください。 

なお、2021年7月15より、PMP®オンライン受験の予約方法が変更になっています。これからPMP®試験をオンラインで受験する予定の方は、こちらのページで詳細ご確認いただけます。

 

●CAPM®オンライン受験(自宅受験)についての詳細はこちら

●PMP®オンライン受(自宅受験)についての詳細はこちら

JPSビジネスカレッジでは、PMP®資格取得サポートもトータルでご提供しております。

 

サービスご利用開始(学習開始)から最短約3か月(※1)で、合格までの学習・受験申請(※2)などにより、皆さまのPMP®受験をサポートいたします。PMP®合格までの学習プラン(※3)のご提案や学習進捗確認サポート、英語で申請が必要な受験申請レジュメも全て翻訳代行を実施しております。

 

これからPMP®の受験をお考えの方は、ぜひ、JPSビジネスカレッジまでお気軽にご相談ください。 

 

※1 トータルの学習時間は150~250時間ほど(1日平均2~3時間)になります。 

※2 万一の時の監査対応サポートも含みます。

※3 PMP®受験に必要な35時間の公式学習時間は、PMP®受験対策講座(35時間)のオンラインライブ配信講座、およびPMP®オンデマンド試験対策コース(35時間)のeラーニングでご提供致しております。

お問い合わせはこちら


PMBOK®ガイド 第7変更に関するご質問やご不明点などは、下記お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。内容を確認のうえ、2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。

 

※メールアドレスが間違っているとご連絡できない場合がございますので、正しいアドレスをご入力くださいますようお願い申し上げます。

※フォーム送信後の自動送信メールはございません。

メモ: * は入力必須項目です