PMP®認定試験が2019年12月に改定されます


PMP®認定試験 2019年12月改定のイメージ

【PMP®認定試験改定について】

PMP®認定試験の内容が2019年12月に改訂されます。

 

PMP®認定試験の内容は、3~5年ごとに行われる調査結果に基づいて改訂され、プロジェクト・マネジャーが今現在のプロジェクト環境で成功を導くために必要とされるスキルや知識が反映されます。

 

現在のPMP®認定試験は2015年6月版の『Examination Content Outline』日本語版はこちらをクリック)に沿ったものですが、2019年12月に改訂されます。現行内容での試験は2019年12月15日が最終日となる予定です。

 

新しい『Examination Content Outline』は2019年6月に公開される予定です。

 

【これからPMP®を受験予定の皆様へ】

PMP®認定試験内容の改定後は、PMP®受験の予約が一時的に殺到したり、事務局側対応の混雑が予測されます。

PMP®を受験予定の方は、2019年12月の試験改定前に受験にチャレンジされることをお勧めいたします。

 

PMP®受験対策に最適なeラーニング学習コースをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

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Examination Content Outline(2015年6月版)*

出題領域の割合

ドメイン 出題割合(%)
1.立ち上げ 13
2.計画 24
3.実行 31
4.監視コントロール 25
5.終結 7
全体 100

PMP®試験内容のアウトライン

ドメイン1 立ち上げ:13%
タスク1

与えられた仮定や制約内で新しい製品やサービスの実現可能性を評価するために、入手可能な情報や

過去のプロジェクトから学んだ教訓、ステークホルダーとのミーティンをもとに、

プロジェクトを評価します。

タスク2

顧客の期待を管理し、プロジェクト目標を達成へ導くために、ビジネス要件に基づいて

主要な成果物を特定します。

タスク3

プロジェクトの期待沿い、サポートを得るために、適切なツールや技法を用いてステークホルダーの

分析を行います。

タスク4

実施する戦略を提案(決定)するために、現在の環境、組織的要因、過去のデータや専門家の判断に

基づいて、ハイレベルのリスクや仮定を識別し、制約を特定します。

タスク5

プロジェクト・ステークホルダーの合意を確実なものにするために、プロジェクト憲章の作成に

参加して、収集した情報を整理し分析します。

タスク6

正式なプロジェクト・マネジャーの任命、プロジェクトへのコミットメントと許可を得るために、

スポンサーからプロジェクト憲章の承認を得ます。

タスク7

組織戦略と期待されるビジネス価値に対し、プロジェクトの整合が取れているかを検証するために、

ステークホルダーと効果の分析を行います。

タスク8

主な成果物、マイルストーン、役割と責任分担についての共通認識を確実なものとするために、

承認されたプロジェクト憲章をステークホルダーに通知します。

 

知識とスキル:*2)

・分析スキル

・ベネフィット分析技法

・プロジェクト憲章の要素

・見積りツールと技法

・戦略マネジメント

 

*2) 特定のドメイン特有の知識やスキルに加え、複数ドメインで必要な横断的知識やスキルが含まれます。

  横断的知識、スキルについては「横断的知識、スキル」の章に掲載しています。

ドメイン2 計画:24%
タスク1

プロジェクトの成果を詳細に定義するために、ステークホルダーとともにプロジェクト憲章や

教訓を参照します。また要求事項の収集技法を用いて、詳細要求事項、制約、および仮定を

検討・評価します。

タスク2

プロジェクトのスコープを定義、維持、管理するために、承認されたプロジェクト·スコープに基づき、

スコープ・マネジメント技法を使用してスコープ・マネジメント計画を作成します。

タスク3

プロジェクト・コストを管理するために、プロジェクトのスコープ、スケジュール、リソー ス、

承認されたプロジェクト憲章などを基に、見積技法を使用してコスト・マネジメント計画を作成します。

タスク4

プロジェクトを期限内に完了させるために、承認されたプロジェクト成果物とマイルストーン、

スコープ、およびリソース・マネジメント計画に基づいて、プロジェクトのスケジュールを作成します。 

タスク5

プロジェクトの組織構造化と、どのようにリソースを割り当てて管理するかにについての指針を

提供するため、プロジェクト・チーム・メンバーの役割と責任を定義し、人的リソース・マネジメント

計画を作成します。 

タスク6

プロジェクトに関する情報の流れを定義し管理するために、プロジェクトの組織構造や

ステークホルダーの要求事項に基づいて、コミュニケーション・マネジメント計画を作成します。

タスク7

必要なプロジェクトのリソースを確実に利用可能にするために、プロジェクト・スコープ、予算、

スケジュールに基づいて、調達マネジメント計画を作成します。

タスク8

欠陥の発生防止と、品質コストをコントロールするために、プロジェクト・スコープ、リスク

および要件に基づいて、プロジェクトとその所産の品質マネジメント計画を作成し品質基準を定義します。

タスク9

変更を追跡し、管理していくために、いかに変更に対処し、コントロールするかを定義し、

変更マネジメント計画を作成します。

タスク10

プロジェクトのライフサイクル全体での不確実性と好機に対応するために、プロジェクト・リスクを識別、

分析、優先順位付けします。また、リスク対応戦略を定義することにより、リスク・マネジメント計画を

作成し、リスク・マネジメントとして備えます。

タスク11

プロジェクトの承認を得て実行するために、決められた手続きに従って、ステークホルダーに

プロジェクトマネジメント計画書を提示(説明)します。

タスク12

ステークホルダーを巻き込んでプロジェクト実行開始のコミットメントを得るために、プロジェクトの開始、

主要なマイルストーン、その他の関連情報を伝えるキックオフ・ミーティングを行います。

タスク13

効果的にステークホルダーの期待を管理し、プロジェクトの意思決定に参加してもらうため、

ステークホルダーの期待、興味、潜在的な影響を分析して、ステークホルダー・マネジメント計画を

作成します。

 

知識とスキル:*3)

・変更マネジメント計画

・プロジェクト予算化ツールと技法を含むコスト・マネジメント計画

・コミュニケーション計画

・契約形態と選定クライテリア

・人的資源計画

・効率化原則

・調達計画

・品質マネジメント計画

・要求収集技法(計画セッション、ブレーンストーミング、フォーカス・グループ等)

・規制、環境影響アセスメント計画

・リスクマネジメント計画

・スコープ分解(WBS,スコープ・バックログ)ツールと技法

・スコープ・マネジメント計画

・ステークホルダー・マネジメント計画

・スケジューリング・ツールや技法を含むタイム・マネジメント計画

・ワークフロー・ダイアグラム技法

 

*3) 特特定のドメイン特有の知識やスキルに加え、複数ドメインで必要な横断的知識やスキルが含まれます。

  横断的知識、スキルについては「横断的知識、スキル」の章に掲載しています。

ドメイン3 実行:31%
タスク1

プロジェクト要件を満たすために、人的資源マネジメント計画および調達マネジメント計画に従い、

プロジェクトのリソースを取得・管理します。

タスク2

プロジェクト成果達成のために、プロジェクトマネジメント計画に基づいてプロジェクトチームを

組成し、リードすることにより、タスクの実行を管理します。

タスク3

要求された品質基準に従って実行するために、適切なツールおよび技法を使用して品質マネジメント

計画を作成します。

 

プロジェクトの要件を満たすために、変更マネジメント計画に従って、承認された変更や是正措置を

実施します。

タスク5

リスクの影響を最小化しプロジェクトの機会(好機)に乗じるために、リスク・マネジメント計画に

従って承認されたアクションを実施します。

タスク6

継続してステークホルダーを巻き込み、情報提供し続けるために、コミュニケーション・マネジメント

計画に従って情報(ステークホルダーへの情報提供)の流れを管理します。

タスク7

ステークホルダー・マネジメント計画に従って、ステークホルダーと良い関係を維持します。

 

知識とスキル:*4)

・継続的改善プロセス

・契約マネジメント技法

・コミュニケーション計画

・作業指示の内容

・プロジェクト要素間の相互異存関係

・プロジェクト予算化ツールと技法

・品質標準化ツール

・ベンダー・マネジメント・ツール

 

*4) 特特定のドメイン特有の知識やスキルに加え、複数ドメインで必要な横断的知識やスキルが含まれます。

  横断的知識、スキルについては「横断的知識、スキル」の章に掲載しています。

ドメイン4 監視コントロール:25%
タスク1

差異を識別、量化して是正措置を取るために、適切なツールと技法を使用して

プロジェクト・パフォーマンスを測定します。

タスク2

プロジェクトの目標をビジネス要件に整合させるために、変更マネジメント計画に従って

プロジェクトへの変更を管理します。

タスク3

プロジェクトの要求事項とビジネス要件との整合性をとるために、適切なツールや技法を用いて、

プロジェクトの成果物が品質マネジメント計画で確立された品質基準に準拠しているかを検証します。

タスク4

プロジェクトのリスクと好機の影響を管理するために、リスクが顕在化したかを決定し、また、

リスク対応戦略の有効性を評価することで、リスクを監視し評価します。

タスク5

プロジェクトへの影響を最小限にするために、課題ログを確認、必要に応じて更新し、

適切なツールや技法を使用して、是正措置を決定します。

タスク6

継続的な改善を可能にするために、教訓管理技法を使って、教訓を把握、分析し、管理します。

タスク7

プロジェクトの目的への適合性を検証するために、調達計画に従って調達活動を監視します。

 

知識とスキル:*5)

・成果測定およびトラッキング技法(EVM, CPM, PERT, 傾向分析)

・プロセス分析技法(リーン、カンバン、シックスシグマ)

・プロジェクト・コントロール限界(スレッシュホールド、トレランス)

・プロジェクト・ファイナンスの原則

・プロジェクト監視ツールと技法

・プロジェクト品質ベストプラックティスと標準(ISO, BS, CMMI, IEEE)

・品質測定ツール(統計サンプリング、コントロール・チャート、フロー・チャート、

 インスペクション、アセスメント)

・リスク識別と分析技法

・リスク応答技法

・品質検証と評価技法

 

*5) 特特定のドメイン特有の知識やスキルに加え、複数ドメインで必要な横断的知識やスキルが含まれます。

  横断的知識、スキルについては「横断的知識、スキル」の章に掲載しています。

ドメイン5 終結:7%
タスク1

プロジェクトのスコープと成果が達成されたことを確認するために、ステークホルダーから

プロジェクト成果物の最終承認を得ます。

タスク2

プロジェクトを終結するために、プロジェクト計画に基づいて割り当てられたステークホルダーへ

成果物(成果物の所有権)を移管します。

タスク3

プロジェクトを正式に終結させ、確実に責任の所在を移転させるために、一般的に受け入れられている

慣行とポリシーに則って、金融、法律、および管理上の終結を行います。

タスク4

プロジェクトのパフォーマンスを文書化してまとめ、プロジェクトの評価を支援するために、

コミュニケーション・マネジメント計画に基づいて、プロジェクトの最終報告書を準備し共有します。

タスク5

組織の知識ベースを更新するために、プロジェクト全体を通じて記録されていた教訓を収集し、

総合的なプロジェクトの振返りを行います。

タスク6

法的要求や将来におけるプロジェクトの潜在的な使用や監査のために、一般的に受け入れられている

プラクティス(慣行)を用いてプロジェクトの書類や資料を保管します。

タスク7

満足度を評価するために、適切なツールや技法とステークホルダー・マネジメント計画に基づいて、

ステークホルダーからフィードバックを得ます。

 

知識とスキル:*6)

・実践到達と法令順守・順法(法令/組織)

・契約終了要件

・終結手続き

・フィードバック技法

・成果達成測定技法(KPIと重要成功要因)

・プロジェクト・レビュー技法・移行計画技法

 

*6) 特特定のドメイン特有の知識やスキルに加え、複数ドメインで必要な横断的知識やスキルが含まれます。

  横断的知識、スキルについては「横断的知識、スキル」の章に掲載しています。

全ドメイン 横断的知識とスキル
 

・アクティブ・リスニング

・適用される法令

・ベネフィットの実現

・ブレーンストーミング技法

・ビジネス感覚

・変更マネジメント技法

・コーチング、メンタリング、トレーニングやモチベーション向上技法

・コミュニケーション・チャネル、ツール、技法、方式

・コンフィギュレーション・マネジメント

・紛争の解決

・顧客満足度

・データ収集技法

・意思決定

・委任技法

・多様性と文化的感受性

・感情的知性

・専門家判断技法

・ファシリテーション

・世代感度と多様性

・情報マネジメントツール、技法とスキル

・対人能力

・知識マネジメント

・リーダーシップ・ツール、技法とスキル

・教訓マネジメント技法

・会議マネジメント技法

・交渉力、影響力技法とスキル

・組織的な運用意識

・ピアー・レビュー手順

・プレゼンテーション・ツールと技法

・優先付タイム・マネジメント

・問題解決ツールと技法

・プロジェクト財務原理

・品質保証とコントロール技法

・リレーションシップ・マネジメント

・リスク評価技法

・状況認識

・ステークホルダー・マネジメント技法

・チーム・ビルディング技法

・仮想/遠隔チーム・マネジメント

付録A: Role Delineation Study(RDS)プロセス

● 責任の定義

認定試験の作成は、まず作成メンバー資格者としての責任を定義する。試験内容を作成するメンバーになる前に、実務者としてプロジェクトを実践し、リードしていることが必要である。試験の妥当性は、プロフェッションとして必要な全ての関連領域から出題されること、またドメイン(パフォーマンス・エリア)は最重要、重要、通常のカテゴリーの設問から構成されていることが確保されている必要がある。プロジェクトをリードする個々人の役割定義には通常、2つのフェーズがあり、一つは責任範囲の定義、もう一つは定義された責任がグローバル視点で検証されているかである。

 

2014年初頭、PMIはグローバル視点でのロール・デリネーション・スタディー(RDS)をPMP資格に採用することにした。RDS手順は、PMIの認定協議会を代表するステアリング・コミッティーにより作成されている。ステアリング・コミッティーが監督する権限を有するともに、RDS採用の代表者である。複数のプロジェクト・マネジャーで構成されたプロジェクト・タスク・フォースがステアリング・コミッティーの監督下でプロジェクトに関する作業を取りまとめている。タスク・フォースのメンバーには、地理的な広がり(どの国で活動しているか)、業界、仕事での地位・役割と経験を代表している者を採用している。プロジェクト・マネジャーにはタスク・フォースによる成果を独立してレビューする役割があり、多数のプロジェクト・マネジャーへのサンプリング取得のサーベイを実施する前に、まずパイロット的に関連情報の確認をしてもらっている。

 

プロフェッショナル・エデュケーション・サービス(ProExam)の方針に従い作業を進めるスタディー参加者は全員、ドメイン(Performance Domain)やカテゴリー、役割を定義する職務と責任のカテゴリーについて理解し、はたまた、それらのタスクを実践するのに必要な知識/スキル/能力について満たしている。

 

● パネリストによる検証

検討者パネルにより作成されたコンテント・アウトラインの妥当性を評価するために、PMIは無作為に選ばれた世界中の数千人のプロジェクトマネジメント実務者にサーベイし確度の高いフィードバックを得ている。彼ら/彼女らは96カ国で活動中、かつ種々の主要な業界に携わっているプロジェクトマネジメント実務者である。PMIではこの結果が、統計的にタスク選定頻度や実践能力確認度をカバーできていると認識している。実務者自身もプロジェクト・マネジャーとしてプロジェクト従事する際にコンテント・アウトラインの内容がいかに不可欠な知識、スキルになっているかを評価している。

 

● テスト計画の開発

試験問題作成に当たっては、回答者の正誤結果(正解率)を見ながら、各々のドメインやタスクからいくつずつ設問を用意すべきか併せて考慮する。これらのドメインやタスクは、回答者からのサーベイ結果により最重要、重要、普通と区分けされた設問から成っている。この調査・検討結果として合否判定対象の175個の設問が、以下の表のように各ドメインに割り当ててある。また、プリテスト設問として25個の設問が今後の試験問題作成の参考とするために、各ドメインに割り当てられているが、これは当該試験での合否判定対象ではない。プリテスト設問は、試験問題の改善のためPMIがモニターし、今後の試験問題作成に役立てるためのものである(次回以降の試験問題改善に使用)。

ドメイン 設問設定(%)
1.立ち上げ 13
2.計画 24
3.実行 31
4.監視コントロール 25
5.終結 7
合否対象の設問数 175
プリテスト設問数 25
合計設問数 200