経営学と心理学の教授であるビクター・ブルームは1964年に期待理論(*1)を提唱しました。その理論は今でも様々な分野で活用されており、彼はモチベーションについて以下の公式で表しています。
「モチベーション=期待×誘意性×道具性」
「期待」:努力すれば望む結果が得られるか
「誘意性」:得られる報酬が魅力的であるか
「道具性」:もたらされた結果が自分の成長やキャリアに役立ちそうか
この公式を言い換えるなら“魅力的な報酬”が与えられ、かつそれが自分の“キャリアに役に立ち”、“実現可能性が高ければ”人は情熱をもって仕事に取り組むと言えます。
ここで大切なことは、プロジェクトマネジャーのメンバーとの関わり方です。
「期待」を高めるにはメンバーのスキルや習熟度を理解うえで仕事を任せる必要があります。大きすぎる目標はかえってメンバーのモチベーションを低下させることにもなります。
また、どんな報酬(金銭だけでなく、心理的な報酬を含む)に魅力を感じるかは人によって様々です。魅力ある報酬を提示するには本人の価値観を知ることが重要です。
つまり、メンバーのモチベーションを高めるためには、個々のメンバーの「成熟度」や「価値観」に合った関わり方が必要になってきます。
「部下のモチベーション向上研修」では、より効果的にメンバーの動機づけを図るためにモチベーション理論を学ぶとともに、メンバーの特徴に合わせた関わり方を習得することを狙いとしたコンテンツをマネジャー向けにご提供いたします。
*1 期待理論とは1964年に著書の「仕事とモティベーション」の中で発表されたモチベーション理論の一つです。
●研修名:部下のモチベーション向上研修/マネジャーの為の動機づけスキル向上研修
●開催時間:1日研修(7時間)※お昼休憩1時間を除きます
●対象者:プロジェクトマネジャー、マネジャーおよびその候補者
●実施形態:集合研修またはオンライン開催(Google Meet/Zoom)
動機づけに対する知見を獲得し、職場における課題を明確にし、行動を検討することを目的として、一方的な座学ではなく、ケースを使ったワークショップ形式で疑似体験的に学べるコンテンツをご提供いたします。
9:30 | オリエンテーション |
10:00 | レクチャー「モチベーション理論」 |
11:00 |
ワーク「現状の振り返り」 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 |
レクチャー&ワーク:「部下の成熟度に合わせた関わり方」 |
14:00 | レクチャー&ワーク:「部下の価値観に合わせた関わり方」 |
15:00 | ワーク:「ケーススタディ」 |
17:00 | まとめ |
北山 明孝 Harutaka Kitayama
経歴
日系大手コンサルタント会社勤務
日系トレーニング会社/研修講師
アウトプレースメント会社/キャリア研修講師・再就職支援コンサルタント
外資トレーニング会社/リーダーシップ・チームビルディングファシリテーター
プロジェクト経験・経歴
「部下のモチベーション向上研修」に関するご質問やお問い合わせなどは、以下のお問合せフォームに必要事項をご入力のうえ、お送りください。内容を確認のうえ、2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。
※フォーム送信後の自動送信メールはございません。